介護とは、自力で生活することが困難な年配の方をサポートすることを言う。介護職には大きく2つに分けて「ヘルパー」と「生活相談員」があるが、どちらの仕事もやりがいを感じられる仕事だ。

ヘルパーは年配の方につきっきりで、生活の補助を行う。食事や睡眠、排泄など生活する上で必要な基本的な動作を支えてあげるのである。睡眠では年配の方をベッドまで運び、寝付くまで付き添う。ベッドまで運ぶ作業はかなり力も必要となるだろう。食事は年配の方が食べやすいように配慮して料理を作り、小さく砕いてから食事を高齢者の方の口まで運ぶ。固形物だと喉を詰まらせてしまう可能性もあるので、注意しながら食事を与えなければならない。さらに排泄物の処理まで行わなければならないので、身体的な疲労感や精神的ストレスを感じやすい職業かもしれない。仕事量がとても多いので、中には大変だと感じる方もいる。

しかしこの職業のやりがいは、年配の方の笑顔を見た時に感じるだろう。実際に「サポートしてくれてありがとう」と感謝されると、この職業を続けていてよかったと感じるし、その後の仕事を楽しく取り組むことができる。一方生活相談員は、年配の方が抱く理想の生活プランを聞き出し、それを実践する職業だ。生活プランを実践するためには、施設のスタッフや外部の人と連携を取らなければならないので、いろいろと手間がかかり大変だろう。けれどもそのプランを実際に実現できたときは、この職業を楽しいと感じるのではないだろうか。